働く人に景気の実感を聞く12月の調査では、新型コロナの5類移行後、初めての年末で人の流れが戻り、景気の実感を示す「現状判断指数」が5カ月ぶりに改善した。

内閣府が12日に発表した12月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は50.7と、前の月に比べて1.2ポイント上がり、5カ月ぶりに改善。

2023年5月に新型コロナが5類に移行してから初めての年末となったことを受け、北関東の居酒屋から、「忘年会シーズンで、予約でほぼ満席」、四国の商店街からは、「インバウンドの数が日増しに増加している」という声などが寄せられ、人の流れがもどったことが窺える結果となった。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。