高円宮妃久子さまは、12月6日、東京・千代田区で開催された「AED推進フォーラム2023」に出席されました。

AED推進フォーラム2023
AED推進フォーラム2023
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心停止状態になった人の救命に使う医療機器「AED」は、平成14年に高円宮さまが心室細動で亡くなられたことがきっかけで、必要性が広く認識されるようになりました。

「救える命を救えるように」 久子さまの呼びかけ

6年前から「日本AED財団」の名誉総裁を務められている久子さま。
AEDについて知り、いざという時にすぐに行動できるようにすることが大切と強調されました。

《久子さま おことば》
「誰かが倒れて、自分は医者ではない。その時に、一番確実に連れてこられる医者に近いものがAEDなんです。AEDはとても賢いです。AEDを使うことによってAED自体が、自分が発動するべきかどうかを判断します。こちらは医者を呼んでくるのと同じ気持ちでAEDを連れてくればいいんです。そこに専門家がいたら、その専門家が使えばいいんです、AEDを。とりあえずは取りに行きましょう。それで、誰も使える人が周りにいなければ使ってみましょう。医者と同じでAEDが判断してくれます」

フォーラムでは、学校現場の救命体験について、パネルディスカッションが行われました。

AEDを使った救護活動や普及に取り組む個人や団体を表彰された久子さま。

AEDを使える人が増え、1人でも多くの命が救われることを願っていらっしゃいました。
(「皇室ご一家」12月24日放送)