ロシアが一方的にウクライナから占領したクリミア半島が先週末から冬の嵐に見舞われ、非常事態が宣言された。
クリミア半島は、一時、風速40メートルのハリケーン級の暴風に見舞われた。
ロシア国営のタス通信によると、およそ50万世帯が停電し、黒海沿岸では船の乗組員3人を含む4人が死亡、少なくとも17人が重軽傷だという。
クリミアにあるロシア軍の陣地も被害を受けた模様で、ウクライナ政府高官は、SNSで「クリミアではロシア軍が海岸に作った塹壕が嵐で流された。建物や射撃陣地も波に押し流された」と述べた。
一方、ウクライナ南部オデーサは27日、吹雪に見舞われた。
雪で車が立ち往生したり、発電所の施設が損傷するなどの被害があった。