佐賀県鹿島市の養鶏場で死んだニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、政府は25日、首相官邸で関係閣僚会議を開き、感染拡大防止のために、政府一丸となって万全の対応を取ることを確認した。
閣僚会議で松野博一官房長官は、「PCR検査を実施した結果、本日、鳥インフルエンザと考えられる家禽であることが確認された。迅速かつ適切な防疫措置をはじめ、感染拡大防止に政府一丸となって必要がある」と述べた。
鳥インフルエンザは、昨シーズンには、全世界的に感染が確認され、日本でも全国で84事例が発生し、約1771万羽の殺処分が行われた。
松野長官は、「今シーズンも、今後、今回の地域以外での発生の恐れがある」として、養鶏農家に対する衛生管理の徹底などの予防措置について、全国の自治体など関係機関に注意喚起の徹底を要請するよう指示した。