日本銀行が13日発表した企業間で取引されるモノの価格を示す10月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で119.1となり、前の年の同じ月から0.8%上昇した。
伸び率が1%を下回るのは、2021年2月以来2年8カ月ぶり。
調査した515品目のうち、約8割の405品目で上昇した。
飲料や食料品では、酒税法の改正で第3のビールが上昇したほか、菓子パンなどで原材料価格の上昇分を価格に転嫁する動きが続いている。
一方、政府のガソリン補助金が増額され、石油製品の価格上昇が抑えられたことなどで伸び率は10カ月連続で鈍化している。