財務省は2023年4月から9月までの2023年度上半期の貿易統計を発表。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、2兆7184億円の赤字で、5四半期連続の赤字となった。
比較可能な1979年以降で最大の赤字額だった前の年の同じ期の11兆75億円から75.1%赤字幅が縮小。
輸出額は、50兆2418億円で、前の年の同じ期に比べ1.4%増え、6四半期連続で黒字幅が増加し、比較可能な1979年以降最大で、初めて50兆円を超えた。
輸入額は、52兆9602億円で5四半期ぶりに減少、前の年の同じ期に比べ12.4%減った。輸入額の減少は5四半期ぶり。
一方、9月の貿易収支は、624億円の黒字となり、わずかながらではあるが、3カ月ぶりに黒字に転化している。また中国向け食料品の輸出額は、前の年の同じ月と比べて58.0%減少した