9月の企業物価指数が前の年の同じ月と比べて2.0%上昇した。一方、伸び率は9か月連続で鈍化した。
日本銀行が12日発表した、企業間で取引されるモノの価格を示す9月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で119.3となり、前の年の同じ月から2.0%上昇した。
上昇は31カ月連続。
調査した515品目のうち8割を超える424品目が上昇していて、飲料や食料品では原材料価格や輸送コストの上昇分を価格に転嫁する動きが続いている。
一方、政府のガソリン補助金が増額され石油製品の価格上昇が抑えられたことで、伸び率は9カ月連続で鈍化している。