岡山市の企業が開発したある御朱印帳が、オンライン販売で今、全国的に売上を伸ばしている。コロナ禍ならではの一風変わった御朱印帳を取材した。
コロナ禍でも御朱印集めを楽しんでほしい
岡山市内の神社。コロナ禍で御朱印の受け取りが以前とは違うやり方になっている。
神社スタッフ:
感染防止対策として、皆さまの御朱印帳への記入は行っていない。“書き置き式”の御朱印を渡している
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/700mw/img_4578cf4f5a7773e9a16faff56b84c67f494490.jpg)
感染防止対策のため、紙に書かれた御朱印が配られる”書き置き式”が増えているという。そこでコロナ禍ならではの商品開発に乗り出したのが、岡山市の製本会社「日宝綜合製本」だ。
日宝綜合製本 松尾精一郎主任:
書き置き式に対応した御朱印帳は中にファイルが貼ってあり、差し込んで使うことができる
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/8/700mw/img_f8f4d24a107b850462adc656f440cd2e473409.jpg)
この「ファイル式御朱印帳」(2400円)は、書き置き式の御朱印をのりで貼る手間も省け、きれいに保管できると好評。全国からオンライン注文が相次いでいるといい、今では御朱印帳全体の売り上げの半分を占める新たな柱になった。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/e/700mw/img_fe53f82601ca48f0562ee319bca1516b557546.jpg)
主力事業の本や冊子の製本がデジタル化で厳しくなる中、その補塡につながっているという。
日宝綜合製本 松尾精一郎主任:
これからいろんなことがあると思うが、その時代に合った商品を続けて提案できれば
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/a/700mw/img_ca770d094192dc9593549df6fd205bd3846564.jpg)
コロナ禍でも御朱印集めを楽しんでほしい…。新しい御朱印帳には、そんな開発者の思いが込められている。
(岡山放送)