東地区2位の川崎ブレイブサンダースは、同5位のサンロッカーズ渋谷を93対86で下し、連勝を4に伸ばした。キャプテンの藤井祐真(30)が自己最多25得点を記録し、併せて史上20人目となる通算3000得点を達成した。

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第1クオーターは、序盤から両チームが持ち味である激しいプレッシャーディフェンスを展開。川崎はSR渋谷のプレッシャーをかいくぐった藤井がいきなり12得点を挙げオフェンスを牽引、27対20とした。

前半で勢いに乗った川崎は第3クオーター、藤井の通算3000得点となるバスケットカウントなどで加点。70対51とリードを広げる。

19点リードで迎えた最終クオーターでは、ギアを上げた渋谷のディフェンスに苦戦。残り3分には8点差まで追い上げられるも、最後はジョーダン・ヒース(30)のアリウープなどで引き離し、93対86でタイムアップ。前半で奪ったリードを守り抜き、4連勝とした。

8年目にして自己最多25得点、通算3000得点を達成した藤井は「出だしから非常にいいバスケットができた。追い上げられても冷静にいられた。みんなのおかげで3000得点達成することができた。今後、4000点、5000点と積み上げていけるよう頑張りたい」と振り返った。

これで川崎は4連勝。勝率で上回る首位千葉ジェッツを視界に捉えた。

川崎93―86SR渋谷
(5日・とどろきアリーナ・3280人)  

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。