岸田首相は28日夜、首相官邸で記者団の取材に応じ、後藤厚労相、山際経済再生相ら、コロナ対策の関係閣僚に対し、「先手先手で対応するように指示した」ことを明らかにした。
岸田首相は、夕方に厚生労働省の専門家会合の脇田隆字座長と政府の分科会メンバーの岡部信彦氏と会談した後、コロナ対策に関係する5人の閣僚との会合を行っていた。岸田首相は記者団に、脇田氏ら専門家から「市中感染が見られる中、オミクロン株の感染力の高さも意識しながら、現在の対応策を強化、重点化すべきだ」との意見を受けたことを明らかにした。
そのうえで、関係閣僚に対して「年末年始の状況をしっかり注視し、先手先手で対応していくように指示した」と述べた。
この記事の画像(2枚)