秋篠宮さまは30日、56歳の誕生日を迎えられた。
これに先立ち、長女・小室眞子さんの結婚に関する心境を初めてカメラの前で明かされた。

秋篠宮さま眞子さん結婚語る

秋篠宮さま:
本人たちがアメリカで生活すると決めたわけですから、それが本人たちにとって一番いいことなんだろうと思っています

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納采の儀など結婚に伴う行事が行われず、一時金も支給されないなど異例ずくめだった二人の結婚。

秋篠宮さまは「本来であれば行事を行うのが適当」との考えを繰り返し示したうえで、皇室に与えた影響を言及された。

皇室行事「非常に軽い印象に」

秋篠宮さま:
皇室の行事、そういう儀式というものが非常に軽いものだという印象を与えたということが考えられます。迷惑をかけた方々に対して申し訳なく思っているというのもそこにつながります

そして、結婚に伴う行事を見送ったのは「私の判断」と説明された。
さらに行事を見送った理由について、小室さんの名前を呼ぶことなく、こう述べられた。

秋篠宮さま:
この春に、娘の夫がかなり長い文章を出したわけですね。あれを読んでどれぐらいの人が理解できるか。私の個人の考えとして、あれを読んでみんながすぐに状況を整理して納得できるというものではないと私は判断しました

28枚にも及んだその文書について「みんながすぐに状況を整理して納得できるというものではない」とし、金銭トラブル自体も解決していなかったことなどから、一連の行事を見送ったと明かされた。

小室圭さんを「夫の方」と呼び…

また、質疑応答が行われなかった結婚当日の記者会見については、眞子さんの体調を気遣ったうえで、「双方向での会見という形にしてほしかった」と述べられた。
そのうえで…

秋篠宮さま:
一方で夫の方については、私も結婚の段階になった時に経緯などを説明することは大切だということを以前に話をいたしましたけれども、やはり私としては自分の口からそのことについて話をして、そして質問にも答える、そういう機会があった方がよかったというふうに思っております

小室さんは「質疑に応じた方がよかった」との考えを示された。
そしてアメリカから帰国した小室さんと3年ぶりに会ったときの印象についてはこう答えられた。

秋篠宮さま:
印象ですが面会していた時間が20分ぐらいでしたので、何か印象に残ることというのは特に私にはありませんでした

秋篠宮さまはネットなどでの誹謗中傷について苦言を呈される場面もあった。

秋篠宮さま:
誹謗中傷、つまり深く人を傷つけるような言葉というのは、これは雑誌であれネットであれ、私としてはそういう言葉は許容できるものではありません。

あわせて秋篠宮さまは「反論のための一定の基準が必要」との考えも示された。

イット!スタジオでは…「父親として複雑」

加藤綾子キャスター:
とても率直な思いを語られていたのが印象的でした。宮家さんはいかがですか?

宮家邦彦コメンテーター(元外交官):
率直なお気持ちは伝わってきてよかったです。だけど「夫の方」とか「娘の夫」やっぱり父親としては複雑な気持ちがあるんだなと。それでも率直におっしゃったこと自体は私もよかったと思います。

加藤綾子キャスター:
だからこそ「皇室の存在が身近に感じられた」というところもあったのかなと思います。結婚会見では眞子さんが小室さんを守る立場を取っていたように私は感じていて、秋篠宮さまには小室さんにも「もっと娘のことも守ってほしい」という複雑な思いもあったんですかね。

宮家邦彦コメンテーター:
それが本音じゃないんでしょうかね。

(イット!11月30日放送分より)