“縦の空間”を活かして

家具メーカーのIKEA(イケア)が3.5畳の部屋を激安価格で貸し出す。東京・新宿区にあるその部屋を訪ねてみると、想像以上に多くの家具が置かれた空間が目に飛び込んできた。

生活に必要な家具がおさまった3.5畳の部屋
生活に必要な家具がおさまった3.5畳の部屋
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一人暮らしには嬉しい、ロフト付きの半地下の部屋だ。

部屋の真ん中には収納ラックが2つ備えられている。空間を縦に使うことで、狭い部屋でも広く感じることができるという。

収納ラックは高い位置に置くことで空間を有効活用
収納ラックは高い位置に置くことで空間を有効活用

はしごを登れば、そこは立派な収納棚がついたベッドルームになっている。

ロフトの上は“ベッドルーム”に
ロフトの上は“ベッドルーム”に

そして、驚きなのが…。

IKEA渋谷・IKEA新宿 青木エリナ マーケットマネジャー:
月々99円でこちらの物件に住むことができます。

家賃はまさかの1カ月99円。期間限定だが、ソファーや机などの家具や雑貨はすべて備え付けになっている(入居期間:~2023年1月15日)。

IKEA渋谷・IKEA新宿 青木エリナ マーケットマネジャー:
実は、限られたスペースでも利用できる商品が、イケアの中にはたくさんある。使い方やアイデアで、大きい部屋にも小さめの部屋にも対応できるところをぜひお見せしたい。

アイデア満載の“快適空間”

その意気込み通り、部屋の家具には様々な仕掛けが。

例えば、家具に挟まれて人が通れなさそうなスペースでも、ワゴンにはキャスターが付いているので動かせば解消できる。電子レンジやキッチン用品をこのキャスター付きワゴンに置き、限られた空間をうまく活用しているのだ。

人が通れなさそうな空間だが…
人が通れなさそうな空間だが…
ワゴンを動かして解消
ワゴンを動かして解消

他にも、小さな作業机は広げると倍の大きさになり…

正方形の作業机は…
正方形の作業机は…
倍の大きさに広げられる
倍の大きさに広げられる

部屋の隅に置かれたソファーは伸ばすとベッドになるなど、誰かが遊びに来ても広々とスペースを使える工夫がされている。

ソファはベッドに“変身”
ソファはベッドに“変身”

ここに住めるのは選ばれたたった1人だけ。

IKEA渋谷・IKEA新宿 青木エリナ マーケットマネジャー:
この部屋に住みたいと考えている、情熱のある方をお選びしたいなと思っています。

IKEAは、限られたスペースでも快適な生活が送れることを体感してほしいという。(「Tiny House」の入居申込期間:11月24日~12月3日)

(「イット!」11月24日放送分より)