家庭で余った食品をコンビニエンスストアに集め、必要な人に届けようという取り組みが、岡山・倉敷市で始まった。
使わない食品を集めてコンビニへ
記者:
店内に設置されたこの箱の中には食品が入っていますが、売り物ではありません。地域のみなさんが持ち寄ったものなんです
私たちの生活に身近なコンビニエンスストア。そこには、食品は未開封で、賞味期限が2カ月以上残っているものなどが。地域の人達が、家庭で使わないものを提供している。
食品を持ってきた人:
フードロスは大変問題になっているので、これからのことを考えるととてもいい
余った食品を無駄にせず、必要な人に届ける「フードドライブ」。
大手コンビニチェーンの「ファミリーマート」と倉敷市のボランティア団体が連携し、7月から始まった。
ファミリーマート児島小川一丁目店・小松真由美オーナー:
小さい子どもから年配の人まで、立ち寄る回数が多い窓口。家庭で余っているものを簡単に持ってきていただくことで、家庭での食品ロス、ごみの削減で協力することができるかな
コロナの影響で困窮している人たちへ
身近にある”コンビニ”の利点を生かした地域の拠点。
集まった食品は、ボランティア団体が定期的に回収し、事前登録している人に無償で届ける。新型コロナの影響を受け、対象者は困窮する学生や母子家庭など、現在約60人に上っている。
フードパントリー児島・伊藤幸汰副代表:
食べ物を必要としている人たちはいると思うので、コロナが終わったとしてもそういう人達のために活動していけたら
ファミリーマートでは、連携する団体を増やしながら、活動を広げていきたいとしている。
(岡山放送)