千葉ジェッツ東地区2位確定

千葉ジェッツは秋田ノーザンハピネッツ戦に98-70で圧勝し8連勝。東地区2位が確定し、チャンピオンシップ初戦の準々決勝(クォーターファイナル)はホームの船橋アリーナでの開催が決まった。 

高さの優位でペイントエリア支配

試合後に大野篤史(43)ヘッドコーチが「秋田の3Pシュートに当たってしまうと苦しいゲームになると想像していたので、リバウンドを意識して戦った」と語るように、千葉はこの試合でリバウンドで50-24と圧倒。セバスチャン・サイズ(26)が22得点14リバウンド、ジョシュ・ダンカン(34)が19得点7リバウンドをマークするなど、外国籍選手の高さで勝負。自分たちの優位性を生かすことでゲームを支配した。また、かつて秋田でプレーした富樫勇樹(27)のアシストも随所で光った。

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これで10日の残り1試合でレギュラーシーズン全日程を終了、15日から2戦先勝方式のプレーオフでシーホース三河と対戦する。大野HCは「ここから特別に新しいことはできないので、レギュラーシーズンで積み上げてきたことをしっかりCSで発揮できるようにやっていきたい。這いつくばってでも勝ちを拾って来れるようなマインドを持ってやっていきたい」と言葉に力を込めた。

富樫勇樹「ワクワクしている」

キャプテン富樫勇樹(27)も「今日の試合に勝てばチャンピオンシップのホーム開催が決まるということで、チームとして準備してきたものをしっかり試合で出せたと思う。今季やってきたことが全てだと思うので、しっかりそれを出すことと、勝ちたいという気持ちが強い方が勝つと思うので強い気持ちを持って戦いたい。チャンピオンシップが近づいてきてワクワクしている。ブースターと一緒に優勝目指して頑張りたい」と決意を新たにした。

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秋田はチーム最高成績の28勝

対する秋田は前半からの劣勢を覆せず6連敗。通算28勝31敗の東地区7位でシーズンを終えた。
秋田の前田顕蔵ヘッドコーチ(38)は「今日も含めなかなか勝てない、課題の多く残るシーズンだったが、選手たちはこの59試合をしっかり戦い抜いてくれた」とコロナ禍にも負けずシーズンを完走できたことに感謝した。

秋田ノーザンハピネッツ 70-98 千葉ジェッツ
(8日・ナイスアリーナ・1614人)

東地区勝敗表(8日現在)

①宇都宮  49勝11敗 .817
②千葉   42勝14敗   .750
③川崎       43勝16敗 .729
④富山       39勝 21敗  .650
⑤SR渋谷 38勝21敗 .644
⑥A東京     32勝24敗   .571
⑦秋田   28勝31敗   .475
⑧横浜   19勝40敗   .322
⑨新潟   15勝37敗   .288
⑩北海道  14勝45敗   .237

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。