行政史上初!肉専門フリー素材サイトを開設

宮崎県小林市が“いい肉の日”に合わせて11月29日に開設した、肉専門フリー素材サイト「oniku images」が話題になっている。Twitterなどでは「肉の画像は見てるだけで幸せになる」「飯テロ力が高い」などとコメントが相次いでいるのだ。

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このサイトでは、100枚の牛肉のフリー素材を公開。

71枚の牛肉のフリー素材が置かれた「oniku gallery」に加え、ネットで話題のネタを“タレ”の如く美味しく絡ませて創り上げたという、特別な29(ニク)枚の画像コンテンツ「oniku museum」があり、すべて無料でダウンロードできる。

実際にサイトを見てみると、「oniku gallery」には、サシが入った、いかにも高そうなサーロインの生肉やヒレの塊肉、鉄板の上で焼かれるサイコロステーキなど、ヨダレ必至な画像が並んでいる。

また、「oniku museum」には、肉を”Appleの新製品発表会”や”マンションポエム”に絡めたパロディ画像が並んでいて、バラエティー豊か。画像を見ているだけでも楽しい構成となっている。

このサイトを開設した理由は、小林市のお肉屋さんの「お肉を宣伝したい!」という要望や、「とにかくプレゼン資料にお肉の画像が必要」といった、さまざまなニーズに応えるためなのだという。

そして、“肉専門”フリー素材サイトの開設は行政史上初なのだとか。遊び心にあふれたこのサイトの狙いを宮崎県小林市の担当者に話を聞いた。

「いい肉のまち小林市をアピールしたい」とサイト開設

――このようなサイトを開設した理由は?

小林市の主要産業は畜産業。しかも、和牛に力を入れていることから、「いい肉のまち小林市をアピールして、小林市の認知度を高めたい」という、市のPRの一環として、立ち上げました。

――サイトを開設するうえで、こだわった点は?

サイト内にある、29(ニク)枚の個性的な画像が並ぶ「oniku museum」はこだわりました。

また、今回使用している肉は、全て、「小林産黒毛和牛」を使用しています。

おすすめは「コバヤシ」の文字が隠れている肉の画像

――100枚の画像のうち、とくにおすすめは?

画像「onikuimages-1129016」には「コバヤシ」の文字が隠れています。ぜひ探してみてください。

ヒント #よく見るとコバヤシ#さあどこにコバヤシが#日本銀行券的な#聖獣オマージュ
ヒント #よく見るとコバヤシ#さあどこにコバヤシが#日本銀行券的な#聖獣オマージュ

こちらは、SNSなどで誕生日のお祝いに使用していただければと思っています。


担当者「サイト自体の収益はありません」

――フリー素材ということは、このサイトでの収益は考えていない?

はい。このサイト自体の収益はありません。

――開設してから、どれぐらいの数の画像がダウンロードされている?

サイト上にダウンロード数を測るシステムがないため、測定できない状況です。


宮崎県小林市がフリー素材サイトを開設してまでPRしている「小林産黒毛和牛」。その魅力を聞いたところ、「アカデミー賞のパーティーで提供されるなど、宮崎県ブランドとして世界にも認められている宮崎牛」であり、「うま味成分のオレイン酸をたっぷりと含む良質な脂と、口の中でとろけるような触感が特徴」なのだという。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。