便宜を図る見返りとして鶏卵会社の元代表から現金供与を受けた疑いで、東京地検特捜部の捜査の対象となっている自民党の吉川貴盛元農水相(70)が、12月2日午後、報道各社に対しコメントを発表した。

地元や党の関係者に対し「心配をおかけしていることをお詫び申し上げます」と陳謝するとともに、不整脈の治療のため現在入院中であることを説明している。

以下が吉川氏のコメント全文。

本日の朝刊各紙に私の政治資金に関する記事が掲載されました。地元のみなさま、党関係者には
ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

昨日までに報道機関からお問い合わせが事務所にありましたが、2年前心筋梗塞を起こし大学病院で手術し、現在も定期的に通院治療していたところ、先週不整脈となり急遽その病院に入院したことから対応することができませんでした。

しばらく検査の上、治療に専念しなければならない状況となっております。国会審議と党務の運営にご迷惑をおかけしたくない思いから、本日、党国会対策委員長に診断書を提出するとともに、党幹事長宛に選挙対策委員長代行をはじめとするすべての党役職を辞することをお伝えしました。

本日の件で当局から説明を求められることがあれば、現在入院治療中ではありますが誠実に対応させていただきます。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。